「天使と悪魔」の謎・ネタバレ(2/3)

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※この記事では、角川文庫版の中巻のみについて記述しています。
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調べたくなる言葉

◆天文対話

 「プトレマイオスとコペルニクスの二大世界体系に関する対話」とも。
ガリレオ・ガリレイの1632年の著作で、地動説を信じる者と天動説を信じる者、
さらに、中立者の三名での対話を通して地動説の正しさを証明している。
 教会の怒りを買って禁書となり、宗教裁判の原因となった。
作中では、ヴィットリアがこの書について、「科学者のあいだでは、科学に対する
究極の裏切り行為だと言われている」と紹介している。

 

◆新科学対話

 「新科学講話」あるいは「機械学と場所運動に関する二つの新科学についての
講話と数学的証明」とも。1638年に新教国のオランダで出版された
ガリレオ・ガリレイの著作。「天文対話」と似た構図で、新しい科学に通じた者と
アリストテレス以来の科学体系に通じた科学者、中立者の三名の対話から、
自由落下や振り子、慣性などに関する新しい科学の発見を平易に述べた。
作中では、ヴィットリアがこの著作を知っていたことにラングドンが驚く。

 

◆ジョン・ミルトン

 1608年イギリス生まれの、ルネッサンスを代表する詩人。
代表作に「失楽園」など。作中では、ガリレオの「図表」の余白に
彼の詩が書かれていた。

 

◆アンニバレ・ガッティの「ガリレオとミルトン」

 アンニバレ・ガッティは、1827年イタリア生まれの画家。
作中では、ラングドンにより、1638年にミルトンがローマを訪れた際に、
ガリレオに面会したエピソードと、その場面を描いた「ガリレオとミルトン」
が紹介されている。

Galileo Galilei receiving John Milton. Oil painting by Annib Wellcome V0017870.jpg
「Annibale Gatti」『Wikipedia, the free encyclopedia』
10 nov 2018 alle 17:15 (UTC)  URL : https://it.wikipedia.org

 

◆スティング、マドンナ、ジュエル、プリンス

 作中で、ハーヴァードの学生寮で良く聞かれていたミュージシャンたち。
ラファエロ・サンティと同じく、ファーストネームで呼ばれる、選ばれた一握りの
人間として紹介されている。
 スティングは本名、ゴードン・マシュー・トーマス・サムナーのロックシンガー。
イギリスのロックバンド「ポリス」のボーカルやソロで活躍。
代表曲に「見つめていたい」「孤独のメッセージ」など。

 マドンナは、本名をマドンナ・ルイーズ・ヴェロニカ・チッコーネという、
アメリカのポップシンガーで、1982年のデビュー以来多くのヒット曲を生み出し、
ギネス・ワールド・レコーズでは、世界で最も売れた女性アーティスに認定されている。
代表曲に
「ハングアップ」「ライク・ア・ヴァージン」「ライク・ア・プレイヤー」など。

 ジュエルは、本名をジュエル・キルヒャーというアメリカのシンガー・ソングライター。
代表曲に「Hands」「Intuition」など。

 プリンスは、本名をプリンス・ロジャーズ・ネルソンというアメリカの
シンガー・ソングライター。57年の生涯で、103枚のシングルを残し、
アルバムと合わせて1億2000万枚以上を売り上げたスーパースター。
代表曲は「パープル・レイン」「レッツ・ゴー・クレイジー」「ビートに抱かれて」など。

 

◆パンテオン

 ローマのマルス広場に建てられた神殿で、元々はアウグストゥスの側近、
アグリッパが紀元前25年に建設したローマの神々を祭る万神殿。
その後、火事での消失、128年のハドリアヌスによる再建を経て、
608年のキリスト教の神殿化される。ドームの頂上に、オクルス(ラテン語で目の意)
と呼ばれる開口部があることが特徴のローマの観光名所の一つ。
作中では、ここにラファエロ・サンティの墓があることから、
ラングドンは、「悪魔の穴開くサンティの土の墓」をここだと勘違いした。


「パンテオン」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』
2018年7月14日 2:14 (UTC)  URL : https://ja.wikipedia.org

 

◆ネロ帝の大火

 64年7月19日にローマで発生した大規模な火災。時の皇帝ネロは、鎮火や
被災者救援の陣頭指揮を執ったが、新しく都を造り直すために火を放ったなどの
風評が流れたため、キリスト教徒を放火犯として処刑した。
これはローマ帝国においてキリスト教徒が迫害された最初の事件であり、
そのためネロは暴君として後世にその名を残すことになった。
作中では、枢機卿が次々に殺された事件のニュースが、「ネロ帝の大火さながらに
ひろがっていた」と比喩表現に使われている。

 

以下、下巻へ続く。

 

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